2011年10月01日

10月の園だより

けやき通りが少しずつ色づいてきているのがわかります。秋は思わぬ人達が訪ねてきて、私を驚かします。月日の移り変わりを知らせてくれます。1日の運動会では、スタートしてすぐに思いがけない雨に出会い1時間45分の天を相手に全クラスが綱引きをするというハプニングがあり、今年一年の地震、原発事故そして台風という災害の多い年らしい運動会となりました。皆様の意見を聞いて歩いて、情報収集してみて、みんなの知恵を集めると良い結果を導き出せるという体験をさせていただき感謝しました。子ども達もロストタイムに臆することなくそれぞれのクラスの成長ぶりを発揮し、この一年で大きく成長したことを実感していただけたと思います。実りの秋の一日一日が、子ども達にとって楽しいひと時になるよう取り組んでいきたいと思います。
園長 杉本 景子

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2011年09月01日

9月の園だより

 社会福祉法人にじの会は、本年創立35周年を迎えました。新松戸の地域で35年間、変わらず存在してこられたことを感謝します。小金西保育園では、事務室の改修工事をこの夏の終わりにしました。子ども達や保護者の皆様が事務室の扉を開けた時、談話出来るようにミーティングルームを作りました。ぜひ、ドアを開けて立寄ってください。来年は幼児クラスのトイレの改修工事を予定していますので、楽しみにしていてください。皆さんは、この夏をいかがお過ごしでしたか? 私は、ガールスカウト千葉70団のキャンプに長野の戸隠へ行ってきました。
「とがくしの たからものを みつけよう」というテーマです。15年振りに訪れたガールスカウトセンターのホールでみんなが仰向けに寝てスタッフに「何に見えますか」と尋ねられました。私は、イスラエルで見た船底に似てるなぁ…と思いましたが、すぐに答えるのがためらわれます。大人も子どももさっぱりわからないと言う顔に、またスタッフの「何に見える?」と尋ねられ、シーンとしてるから、いいやと思い「船ないことに当法人のこれからを教えられた夏の体験でした。底」と言ってみましたら、大当たりです。嬉しかったですね。ガールスカウト千葉70団の創立25周年記念で訪ねた甲斐がありました。私の戸隠の宝物発見その1です。夜のキャンプファイヤーでは、オープニングを日本の神話を題材にしてリーダーの話が始まりました。やんちゃな弟の乱暴に嫌気がさした姉が「こんなところは嫌!」と隠れて世の中が暗くなってしまったお話です。私は天照大神になり、“楽しいことはなぁに いっしょにいれて”と遊びます。懐かしいソング、この15年間、70団で歌われ続けたソングの良さに感動しました。高校生になるとキャンプファイヤーを仕切りますが、もう何年も続く変わらぬ風景です。つくづくと伝統は生きていると思いました。社会福祉法人にじの会も小金西保育園にしっかり根づかせ、もてなしを大切にし、親の意見を大切にすることを再確認しました。キャンプの森の変わらぬ白樺の美しさに感動し、スタッフのあり方の変化、ガールスカウトの理念が変わらないことに当法人のこれからを教えられた夏の体験でした。
園長 杉本 景子

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2011年08月01日

8月の園だより

 初めてゴーヤを植え、緑のカーテンを試みました。小さな苗が今月は立派に黄色い花が咲いたかと思うと、実をつけて嬉しくなります。
 先日、夫と共に九州に帰りました。福岡の我が家では、89歳の父と82歳の母が、私達を待っていました。山百合の咲く故郷は、懐かしい風が家の中を吹き抜け、帰ってきた私達を優しく包み、幸せにしてくれました。今月は、長期の休みでネパールや沖縄、おじいちゃんやおばあちゃんのいる田舎に帰るお友達もいると聞いています。いつも出来ない体験や出会いを通して、ひとまわり大きく成長してくれることを願っています。保育園でのプール遊びを見ても、子ども達は、職員が負けるほどのパワーがあり、元気にこの夏を乗り越えて欲しいです。
園長 杉本 景子

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2011年07月01日

7月の園だより

 先日、ぞう組のお友達が、昼近くに登園してきました。「あら、熱が出たの? 病院に行ってた?」と尋ねると、「ちがうよ。寝坊したんだよ!」と元気な声です。ひよこ組やりす組の時は、あんなに病気ばかりしていたのに、嘘みたいにピチピチの身体と心。子どもの成長は、目を見張るものがあります。今年は、ぞう組が植えたトマトやきゅうり、なすが大きく育ったので、収穫して絵を描き、玄関に飾ることにしました。暑い夏にみんなが涼しいなと思っていただければと、ゴーヤの苗を植え、
緑のカーテンを作成中です。初めての経験なので、うまくいくかどうか、心配しながらの計画です。楽しみにしていてください。

3月11日以来、私達の生活は、深い思慮を必要とする祈りの時代に入りました。子ども達の明るい声と力に励まされます。今月から、小学生は夏休みが始まります。社会福祉法人にじの会の運営するグレース学童クラブも、学校が休みになった子ども達が、朝から夕方まで生活を共にし、この時期にしか体験できない遊びや手伝いをします。夏休みをきっかけに大きく生活リズムを壊さないように、子どもと話し合って、家のお手伝いをするのも大切です。

 保育園に通うことは、親子が共に生活リズムが出来て良いことです。また、日頃子どもとゆっくりと話したり、遊んだり出来ていないと感じたら、子どもの遊びに付き合って、一緒に遊んでください。きっと子ども達の思いがけない言葉に、煮詰まっていた親子の関係がぱっと明るくなりますよ。
園長 杉本 景子

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2011年06月01日

6月の園だより

 第64回日本保育学会が玉川大学で開かれました。ノンフィクション作家の柳田邦男さんの絵本と子どもの心の発達と題した記念講演を聞くことができました。彼は一番興味を持つのは、具体的なエピソードだそうです。具体的な人間の心の形や生き方が見えてくるエピソードとの出会いを積み重ねて専門家の話を聞いたり、研究会で耳を傾けたり、関連の本を読んだりすると「なるほど そうなのか」と納得し自分なりの対象の捉え方やものの見方を深めることができるそうです。人間が生きる上で大切なこと、本質的なことは、全て絵本に描かれています、と語られました。お父さんやお母さんの読み聞かせの肉声は、テレビやゲーム機器にない愛されているという実感、穏やかな気持ちになることを強く語られました。

1日に、ふなばしアンデルセン公園にぞう組が遠足に出かけました。 
童話館では、「豚飼い王子」をDVDで見ました。心の優しい人になるのが、大切だと心に残りました。絵本のコーナーに入り、一人一人が手に取って本を読む姿に、落ち着きが感じられました。赤ちゃんの時から親しんできた本に出会うみんなの姿は、いいものですね。私は、みんながアスレチックに行っている間の荷物当番でした。食事が終わり、片付けが終わった友達から、グループになって先生と一緒にトランポリンに行きます。3人や5人のグループができると、天谷先生や五十嵐先生が順番に出かけます。子ども達は、お母さんの心のこもった思い思いの弁当やシート、水筒を自分で片付けると遊びに行く準備ができたことを報告します。私のところに集まったお友達は、実習生と一緒にみんなのところへ行くため、私が手をあげて合図をします。何気ない遊びに行くまでの15分位の出来事ですが、保育園に帰ってこの時の様子をごっこ遊びをして再現していたようです。子ども達の素晴らしさとそこに向き合う大人の出会いが、どんなに大切かと思い知らされました。茶道の時とは違う私の一面を見抜かれ、おもしろいと思いました。

園長 杉本 景子

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2011年05月01日

5月の園だより

 連休に入り、久し振りに長女の住む村に出かけたり、青葉のけやき通りを歩いたりして、ゆっくり過ごすことができました。忙しい日々を忘れ、改めて家族の大切なことを子ども達に教えられました。先日のこどもの日にちなんだ茶道のお稽古では、幼児クラスはそれぞれが進級してお兄さん、お姉さんとして自分達なりに大きくなったことを自覚している様子に感心しました。毎年のことですが、自分で作ったこいのぼりを持って帰る様子は、嬉しいひと時です。御両親の姿は、働く親の喜びと悲しみを改めて教えてくれます。私の二人の子ども達は、30代になり私は親としてこれで良かったのかと思います。

 今月は、理事長が中国から「母の日」に茶室に掛けるために求めてきた掛軸を紹介します。


慈母手中線 遊子身上衣

臨行密密縫 意恐遅遅帰

誰言寸草心 報得三春暉


 意味:母親は遠いところへ出かける息子のため、衣服を縫っている。春の草が太陽に恩返しするように、息子が成功して早く戻ってくることを願って・・
園長 杉本 景子

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2011年04月01日

4月の園だより

 3月11日午後2時46分頃、マグニチュード9.0を記録する地震が東北地方太平洋沖で発生し、各地に大きな被害をもたらしました。この震災に負けないで、頑張ってほしいと祈ります。保育園の子ども達の生活も水筒を持参したり、外遊びを自粛したりと何らかの影響を受けました。少しずつ回復していますが、まだ余震があり、問題が解決したわけではなく、福島の原発もあり停電など長引くことを想定して日々の生活を送っています。そんな中、私の大好きな坂川の土手の桜が今年も見事に咲きました。35年間小さな苗木の時から見てきた桜の木です。今年も道路までかかる壮年の立派な木の枝の下を車で走るのを楽しみにしていましたが、何と新しい切り口で何ヶ所も枝を払い落とされていて、悲しくて目を覆いたくなります。私達は20世紀の負の遺産を抱き、21世紀を生きるのですが、今までの生活スタイルではない、自然を大切にする昔からの生活スタイルをもう一度再生しなければなりません。子ども達にも自然の豊かな喜びと残酷さを考える力を身につけてもらいたいと思います。
 小金西保育園の皆様、大切なお子様のご入園、ご進級おめでとうございます。保育園は働くご両親の託児所であると思われていますが、当園は、0歳から6歳までの乳幼児期の生活習慣の自立を支え、教育面でも人間の基礎を作る時期として、キリスト教の精神を基に他人を思いやる心を持つ人間として成長するよう願っています。下旬には各クラスで第一回目の懇談会が開かれます。保育園と保護者が一体となって、充分に話し合える園でありたいと思います。今年度もサッカー教室、英会話、茶道、音楽のグループレッスンと、日頃の保育を積み重ねながら、子ども達が「楽しかった!」と言える保育園にしたいと思います。
園長 杉本 景子

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2011年03月01日

3月の園だより

 子どもの頃、日曜日になると父と昼寝をした時期があります。外に遊びに行きたいのに、布団の中で話しを聞いていると、いつの間にか眠ってしまうのは、なぜだったのでしょうか? 義経と弁慶が五条大橋で出会う場面で、特に話しに熱が入っていた父の声は、鞍馬山のカラス天狗と共に私の心の奥に、今も暖かい思い出として残っています。小学生になって、福岡から東京
へ研修に行った父が語った昭和30年代の東京の街は、2階から電車(浅草の東武電車)が走り、真ん中から二つに割れて船が通っていく橋(隅田川の勝鬨橋)がある見たことのない世界でした。私のために買ってきてくれた水色のワンピースは、大きすぎてすぐに着ていくことは出来ませんでしたが、日本橋に友人と立つ30代の青年だった父の若かりし写真を見ると、今振り返れば、子どもは、その声や情熱を肌で感じ、そこに何かあると信じて成長するのだと思います。

 子ども達が小さな頃は、こうして育てよう、ああして育てようと、今思えば好きな服を着せ、行きたいところへ連れて行き、思い通りにしてきたなぁと幼い頃が懐かしくなります。子どもが20歳を過ぎると、親に対して一つの考えを持って接してきます。「お母さん、それはどうかな…考え方を変えたほうがいいわよ!」とアドバイスされる部分が出てきて、親の方が一歩譲るようになります。子ども達は、きっとある日、出きないことが出来るようになる時があります。私達は私達の子ども達がその時を迎えた時、ちょうどひなが殻をつついて生まれようとする時に、母鶏が殻を噛み破るタイミングを心得ているように、その時を逃さず、子どもの成長を助ける親になりたいものです。

 坂川の桃が膨らみ、子ども達の数ほど群がっていた鴨は、この頃は大きく育って陽の当たる一番暖かいところで出発を待って過ごしています。これまでお家と思って育ってきた卒園する25名の子ども達が小学校に元気で通う日も、もうすぐです。赤ちゃんの頃から一緒に過ごした仲間達や先生と別れて新しい出発をします。別れは「また会える」という希望があるから、耐えることができるのではないでしょうか。
「大きくなったらまた会える」という目に見えない姿に希望を託して別れの日を迎えたいと思います。
園長 杉本 景子

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2011年02月01日

2月の園だより

沖永良部島から百合の花が届きました。力強くしっかりとした花には南の国の太陽の光を浴びたみずみずしさがあります。先日、東京湾の埋め立て地、有明で子育てセンター実践交流セミナーが開かれ、南は沖縄から北は北海道まで50人が国際見本市の近くの会場に集まり、共に学びました。14回目を迎えたこの会は、本音で語り合い、現場の悩みを代表が半世紀かけて仲間と語り継いできたことでしょう。制度のない中で、時代に立ち向かい開拓者である一人一人が仲間と共感しあうことがどんなに明日への働く喜びになるかを体験してきました。 

今月は、各クラスの懇談会があります。毎日、子ども達が一緒に過ごしているお友達の先生や保護者の皆さんが、一つのテーブルで語り合うのは大切です。ご飯を食べ、昼寝をし、生活を共にしている様子を知り、「そうなんだ… 楽しんで過ごしているんだ。」と思っていただけたら良いなと思います。また、日頃気になることやこんなことを考えているんですよ… と話していただければ嬉しいです。
園長 杉本 景子

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2011年01月01日

1月の園だより

新年 おめでとうございます       
4日から保育園が始まり、おじいちゃんやおばあちゃんのところへ帰っていた子ども達も戻ってきました。私の住む五番街は、入居当時は30代や40代だった人達が定年退職し、子ども達が大きくなって孫を連れて帰ってくるようになりました。私の二人の娘達も年末年始に親のところへ帰ってくる年齢です。「クーヨン」という自然派育児雑誌の2月号に長女の家族が紹介されました。都会を離れて子育てをする家族を追った特集です。娘は、長女が生まれてから都心を離れ里山暮らしをしています。核家族で子どもを育てることに限界を感じたり、消費型の暮らしに疑問を感じているようで、理想の子育て環境を追い求めての行動でした。正月に私の家で過ごした娘は、孫が一週間でも顔が大人びて子どもらしさがなくなった気がすると言ってましたが、本当かしらと思います。皆さんも子育てする中で、日々思うこと、理想、疑問等たくさんのつぶやきがあるのではないでしょうか。
22日は、土曜日の大切な1時間を、保育園で子育てについて語りたいと思います。ぜひお一人お一人の貴重な声を、集まってこられた方々と共有しましょう。きっと、意外だったり、参考になったり、また、反対の意見だったり、いろいろあると思います。楽しみにしています。
ぜひ我が家の子育てを語って下さい。
園長 杉本 景子

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